氷川社

住宅街の広い森に鎮座する鎮守

所在地 さいたま市見沼区東大宮7丁目36-11
祭神 素戔嗚尊ほか


歴史

創建年代等は不詳ですが、当地は寿永元年(1182)に上野国山田郡の山田七郎成実が開拓した地だと伝えられ、江戸期には、既に堀崎村・砂村の鎮守社でした。明治22年に今羽村・西本郷村・土呂村・大和田村・堀崎村・島村・砂村の七か村が合併して大砂土村が成立した際にはその総鎮守として祀られ、明治40年には合祀令により旧砂村の稲荷社(三社)・八雲社、旧島村の熊野社、第六天社、旧堀崎村の稲荷社(二社)・同熊野社などを合祀しました。御霊はこちらに移されましたが現在でも各神社の祭礼は元の社で行っています。

なお、「武蔵一之宮氷川神社(さいたま市大宮区高鼻町)」とは全く別の法人で「宗教法人氷川社」として氏子によって管理されています。現在の氏子は東大宮、堀崎町、島町の3地区で構成され、11人の総代が管理・祭礼が執り行われています。

年間の祭礼はこちらをご覧ください

本殿と拝殿

左から 本殿・幣殿・拝殿

参拝者が並ぶ拝殿、お供え物を並べる幣殿(へいでん)、神様を祭る本殿の3つの建物で構成。本殿は神明造りから発達した流造(ながれづくり)で屋根は前のほうが長くのびて、向拝(正面のひさし)をお覆い、母屋の屋根と向拝の屋根が一連のなだらかな曲線を描く建築様式。細部には彫刻が施されています。

本殿は明治9年、拝殿は明治40年に再建されたものです。令和6年に補修をしました。

拝殿と狛犬
拝殿(手前)・本殿(奥)
本殿

神楽殿

神楽殿

神楽を奉納する建物で明治9年頃に再建。令和6年に補修をしました。毎年元旦にはお囃子の奉納が行われます。

鳥居

元々表参道に石の鳥居がひとつだけでしたが
令和6年に表参道と2つの裏参道にも朱の鳥居を建立しました。

表参道の石の鳥居と令和6年に建立した鳥居(奥)
表参道の新しい鳥居
裏参道の鳥居(本殿裏側)
裏参道の鳥居(登戸公園側)

社務所

現在の社務所は昭和60年に新築したものです。

御神木さいたま市指定天然記念物

境内にはさいたま市の天然記念物に指定されている2つの神木「モミの木」があります。

指定36号
樹齢は不明ですが高さ23.5メートル、幹回り3.3メートル。(平成30年3月指定時)。
指定37号
樹齢は不明ですが高さ28.5メートル、幹回り3.1メートル。(平成30年3月指定時)。

お札と御朱印

宮司が常駐していないため御朱印の扱いはありません。
お札やお守りは元旦のみ社務所でお求めいただけます。

駐車場

社務所脇(鳥居右側)に3台分の参拝者用駐車場あり