「砂の万灯」の鎮守様


所在地 さいたま市見沼区東大宮1丁目13-9
祭神 牛頭天王(素戔嗚尊)ほか
歴史と社
創建は明和7年(1770年)と伝えられています。昭和40年頃迄はこの一帯は農村地帯で稲作や畑作が盛んに行われており、鎮守として人々の暮らしに深いかかわりを持っていました。境内には八雲社、天神社、馬頭観音堂、御嶽塚、神木の大ケヤキなどがあります。
明治時代に政府が神社の数を減らすために1町村に1社となるように定められたことにより、御魂は氷川社に移されましたが祭礼は今でもここで行われています。中でもさいたま市指定の無形民俗文化財「砂の万灯」は7基の万灯が立ち並ぶ壮観な祭りです。
境内の社
八雲社


境内の神輿庫の奥にある小さな社が八雲社で、祭神は素戔嗚尊(牛頭天王)。病気や災いを取り除く神と言われています。
祭礼では宮司の御祈祷で神輿に降神してお参りをします。7月の祭礼は祇園祭と同じ系統の祭りですが、万灯を使った独特の形で「砂の万灯」として今に伝えられています。
天神社

梅の木の奥にあるのが菅原道真公を祭った天神社です。学問の神であり毎年命日である2月25日に天神祭りの御祈祷を行っています。
馬頭観音堂


道路の南側の境内にあるのが馬頭観音堂です。馬頭観音は馬の守護神とされ、かつてこのあたりでも農耕馬が使われていたこと、神社の境内に仏教の観音様があるのは神仏融合の名残でもあります。
今でも3月1日に観音祭り、8月19日に灯ろう祭りを伝承しています。12年に1度の午年(うまどし)の観音祭りは各塔婆を建立し住職の読経と参拝を行っています。
堂内にあった円空作の観音像2体はさいたま市の文化財に指定され現在は市立博物館で保存されています。
御嶽塚

天神社の隣ある小高い山の頂にあるのは御嶽信仰の石祠です。頂まで登山道に見立てた道があり、傍らに阿夫利神社、松尾神社、武蔵国御嶽大神、秋葉神社、東照宮、旧八雲社、岩戸山神社、天照大神、鬼鎮三柱大神などの石祠を祭っています。
ここでお参りするとこれらの神社にお参りしたのと同じご利益を得られるとして昔から信仰の対象となっています。
御神木 「砂の大ケヤキ」

馬頭観音堂の脇にそびえるのが御神木の大ケヤキです。樹齢は推定600~1000年。昭和37年にさいたま市の天然記念物に指定された古木で、高さ30メートル、幹まわり6.6メートル、根まわり19.3メートル(指定時)。春先には沢山の青葉が芽吹きさわやかな木陰を作ります。
幹にかけられた巨大な注連縄は6月30日の名越の祓いのために作ったもので、毎年張り直しています。老木のため数年に一度樹木医の診断・手入れや選定をしています。
